“駄賃”の読み方と例文
読み方割合
だちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房も女房なり亭主も亭主也、男女同権也どだんじようけんなり五穀豊穣也ごこくほうじようなり、三銭均一也せんきんいつなり。これで女房が車からりて、アイと駄賃だちんを亭主に渡せば完璧々々くわんぺき/\/\
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
九 菊池弥之助やのすけという老人は若きころ駄賃だちんを業とせり。笛の名人にて夜通よどおしに馬を追いて行く時などは、よく笛を吹きながら行きたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
老人は私の手を仔細しさいありげに見、そしてまた喚きたてた、「預かり賃を出せばべつだってえがね、日ぎめで駄賃だちんをやって預けておっか」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)