“荷役”の読み方と例文
読み方割合
にやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが横浜には、そんな種類の荷役にやくになれた仲仕なかしは沢山あった。従って、水夫たちも安心して、その作業を手伝った。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
この頃の日盛りに近所の問屋とひや荷役にやくに来る馬子まごが、荷馬にうまをその夫人の住居すまゐの格子戸に繋いでおく事がよくある。
わいわい酒をのんでさわいでいりゃ、なにがなんだか、わかりませんよ。そのうちに夜が明ける。荷役にやくが終る。おひるごろには、このノーマ号も平靖号も、サイゴン港を、おさらばする。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)