“仲仕”の読み方と例文
読み方割合
なかし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はその仮定を確めるために、神戸の波止場はとば仲仕なかしを働きながら、不思議な秘密の楽しみをもっている人達の中を探しまわったのだ。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だが横浜には、そんな種類の荷役にやくになれた仲仕なかしは沢山あった。従って、水夫たちも安心して、その作業を手伝った。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
新助は仲仕なかしを働き、丹造もまた物心つくといきなり父のく荷車の後押しをさせられたが、新助はある時何思ったか、丹造に、祖先の満右衛門のことを語ってきかせた。
勧善懲悪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)