“仲居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかい87.5%
なかゐ8.3%
なかおり4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、縁のすみへ出て行ったと思うと、仲居なかいの赤い前だれを、頭のうしろに結び、そのひもへ、梅の花をさし、ほうきをかついで
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、お坐敷から下りて来る煙草盆の中から、お客が喫ひさしの巻煙草を一つ一つ拾ひ上げる事にした。尤もそれを拾ふには、仲居なかゐといふ良い役があつた。
ことにそれを手長明神にまで説き及ぼして、この神各地の神社の末社にあって、仲居なかおりの神・巫祝の家の神、侍従の神の意に解せられんとするに至っては、やや窮屈の感があるではなかろうか。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)