“仲好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかよ60.0%
なかよし40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょっとしたら、仲好なかよくして居たピンに子犬が生れたから、ミイが嫉妬して身を隠したのではあるまいか、などあられもない事まで思う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いよいよ夫婦が仲好なかよく暮すようにして、こんな手紙などてんで問題にならなかったと云う所を見せてやり、二人が同じようにリリーを可愛かわいがって
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「私の仲好なかよしなの、でも役雑やくざなんです。先刻さっき来た時きっとまた威張ってぞんざいな口でも利いたんでしょう、それでまりが悪いんだよ。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「葉子さん」そう言ってあとから葉子の肩を軽くたたいた。それは葉子と仲好なかよし朝子あさこであった。朝子は葉子の顔をのぞきこんで「どうしたの」ときいた。
先生の顔 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)