“なかよし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲好45.5%
仲善31.8%
親友9.1%
親密9.1%
仲宜4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「葉子さん」そう言ってあとから葉子の肩を軽くたたいた。それは葉子と仲好なかよし朝子あさこであった。朝子は葉子の顔をのぞきこんで「どうしたの」ときいた。
先生の顔 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
と賢ちゃんが言掛けると、仲善なかよしの友の言う事だが、私は何だか急に口惜くやしくなって、かっ急込せきこんで
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
静子と縁談の持上つてゐる松原家の三男の狷介けんすけとは小い時からの親友なかよしで、相共に陸軍に志し試験も幸ひと同時に及第して士官学校に入つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此反対な二人の莫迦ばか親密なかよしなのは、他の娘共から常に怪まれてゐた位で、また半分は嫉妬やきもち気味から、「那麽あんな阿婆摺あばずれと一緒にならねえ方がえす。」と、態々わざわざお定に忠告する者もあつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「ああ、まあ、是で安心だ。これで屹度二人は前通り仲宜なかよしになるに違いない」
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)