“しんみつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親密80.0%
愼密10.0%
慎密10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶんをばみち疎遠そゑんひとだと諦念あきらめ、べつみち親密しんみつひとがゐるやうにおもつて、それを尊敬そんけいするひとがある。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
〔譯〕匿情とくじやう愼密しんみつる。柔媚じうび恭順きようじゆんに似る。剛愎がうふく自信じしんに似る。故に君子はなる者をにくむ。
毎日箒を手にして父の室に入るものは長子榛軒であつた。蘭軒は榛軒の性慎密しんみつにして、一事をもいやしくもせざるを知つて、これに掃除を委ねたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)