慎密しんみつ)” の例文
旧字:愼密
毎日箒を手にして父の室に入るものは長子榛軒であつた。蘭軒は榛軒の性慎密しんみつにして、一事をもいやしくもせざるを知つて、これに掃除を委ねたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)