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親密
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しんみつ
ふりがな文庫
“
親密
(
しんみつ
)” の例文
そのわけは、
菊亭家
(
きくていけ
)
と、
武田
(
たけだ
)
の
祖先
(
そせん
)
とは、
縁戚
(
えんせき
)
のあいだがら。のみならず、勝頼の祖父
信虎
(
のぶとら
)
とは、ことに
親密
(
しんみつ
)
であったよしを、耳にいたしました。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分
(
じぶん
)
をば
道
(
みち
)
に
疎遠
(
そゑん
)
な
人
(
ひと
)
だと
諦念
(
あきら
)
め、
別
(
べつ
)
に
道
(
みち
)
に
親密
(
しんみつ
)
な
人
(
ひと
)
がゐるやうに
思
(
おも
)
つて、それを
尊敬
(
そんけい
)
する
人
(
ひと
)
がある。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
貴君
(
きくん
)
、
今
(
いま
)
本艦
(
ほんかん
)
水兵
(
すいへい
)
と
貴君
(
きくん
)
の
同伴者
(
どうはんしや
)
なる
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
との
談話
(
だんわ
)
によると、
貴君等
(
きくんら
)
は、
我
(
わ
)
が
最
(
もつと
)
も
親密
(
しんみつ
)
なる
海軍大佐櫻木重雄君
(
かいぐんたいささくらぎしげをくん
)
と
縁故
(
えんこ
)
の
人
(
ひと
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
はれるが、
果
(
はた
)
して
左樣
(
さう
)
ですか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
山田
(
やまだ
)
と
益
(
ます/\
)
親密
(
しんみつ
)
になるに
就
(
つ
)
けて、
遠方
(
ゑんぱう
)
から通ふのは
不都合
(
ふつがふ
)
であるから、
僕
(
ぼく
)
の
家
(
うち
)
に
寄宿
(
きしゆく
)
しては
奈何
(
どう
)
です、と
山田
(
やまだ
)
が
云
(
い
)
つてくれるから、
願
(
ねが
)
うても無き
幸
(
さいわひ
)
と、
直
(
すぐ
)
に
笈
(
きふ
)
を
負
(
をつ
)
て、
郷関
(
きやうくわん
)
を出た
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
くみかわして、おれ、おまえで行こうじゃないか。それでいっそう
親密
(
しんみつ
)
にもなれよう。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
常
(
つね
)
に
廂
(
ひさし
)
の
附
(
つ
)
いた
丸帽
(
まるばう
)
を
被
(
かぶ
)
つて、
深
(
ふか
)
い
長靴
(
ながぐつ
)
を
穿
(
は
)
き
冬
(
ふゆ
)
には
毛皮
(
けがは
)
の
外套
(
ぐわいたう
)
を
着
(
き
)
て
外
(
そと
)
を
歩
(
ある
)
く。
病院
(
びやうゐん
)
に
來
(
き
)
てより
間
(
ま
)
もなく、
代診
(
だいしん
)
のセルゲイ、セルゲヰチとも、
會計
(
くわいけい
)
とも、
直
(
す
)
ぐに
親密
(
しんみつ
)
になつたのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いっそう
親密
(
しんみつ
)
になりました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は
常
(
つね
)
に
廂
(
ひさし
)
の
附
(
つ
)
いた
丸帽
(
まるぼう
)
を
被
(
かぶ
)
って、
深
(
ふか
)
い
長靴
(
ながぐつ
)
を
穿
(
は
)
き
冬
(
ふゆ
)
には
毛皮
(
けがわ
)
の
外套
(
がいとう
)
を
着
(
き
)
て
外
(
そと
)
を
歩
(
ある
)
く。
病院
(
びょういん
)
に
来
(
き
)
てより
間
(
ま
)
もなく、
代診
(
だいしん
)
のセルゲイ、セルゲイチとも、
会計
(
かいけい
)
とも、
直
(
す
)
ぐに
親密
(
しんみつ
)
になったのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
尤
(
もつと
)
も
段々
(
だん/″\
)
話合
(
はなしあ
)
つて見ると、五六
才
(
さい
)
の
時分
(
じぶん
)
には
同
(
おな
)
じ
長屋
(
ながや
)
の
一軒
(
いつけん
)
置
(
お
)
いた
隣同士
(
となりどうし
)
で、
何
(
なん
)
でも
一緒
(
いつしよ
)
に遊んだ事も有つたらしいので、
那様
(
そんな
)
事から
一層
(
いつそう
)
親密
(
しんみつ
)
に
成
(
な
)
つて、
帰路
(
かへりみち
)
も同じでありましたから
連立
(
つれだ
)
つても帰る
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
特
(
こと
)
に
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
は、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
の
令兄
(
れいけい
)
なる
松島海軍大佐
(
まつしまかいぐんたいさ
)
とは、
兄弟
(
きやうだい
)
も
及
(
およ
)
ばぬ
親密
(
しんみつ
)
なる
間柄
(
あひだがら
)
で、
大佐
(
たいさ
)
がまだ
日本
(
につぽん
)
に
居
(
を
)
つた
頃
(
ころ
)
は
始終
(
しじう
)
徃來
(
わうらい
)
して、
其頃
(
そのころ
)
、
乙女
(
おとめ
)
であつた
春枝孃
(
はるえじやう
)
とは、
幾度
(
いくたび
)
も
顏
(
かほ
)
を
合
(
あは
)
した
事
(
こと
)
もある
相
(
さう
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
“親密”で始まる語句
親密連