“代診”の読み方と例文
読み方割合
だいしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのじょは、あれほど、まよったすえに、ようやく決心けっしんをしてきたのを、いまさら代診だいしんにみてもらうまでもないと、いくぶん腹立はらだたしくなりました。
世の中のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
小学校を卒業すると、かれはサドベリーという町のある医師のところへ書生として住みこみ、医学を勉強して、後には代診だいしんをつとめました。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
院長いんちょう片手かたて頬杖ほおづえきながら考込かんがえこんで、ただ機械的きかいてき質問しつもんけるのみである。代診だいしんのセルゲイ、セルゲイチが時々ときどきこすこすくちれる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)