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代診
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だいしん
ふりがな文庫
“
代診
(
だいしん
)” の例文
彼女
(
かのじょ
)
は、あれほど、
迷
(
まよ
)
った
末
(
すえ
)
に、ようやく
決心
(
けっしん
)
をしてきたのを、いまさら
代診
(
だいしん
)
にみてもらうまでもないと、いくぶん
腹立
(
はらだ
)
たしくなりました。
世の中のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小学校を卒業すると、かれはサドベリーという町のある医師のところへ書生として住みこみ、医学を勉強して、後には
代診
(
だいしん
)
をつとめました。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
院長
(
いんちょう
)
は
片手
(
かたて
)
で
頬杖
(
ほおづえ
)
を
突
(
つ
)
きながら
考込
(
かんがえこ
)
んで、ただ
機械的
(
きかいてき
)
に
質問
(
しつもん
)
を
掛
(
か
)
けるのみである。
代診
(
だいしん
)
のセルゲイ、セルゲイチが
時々
(
ときどき
)
手
(
て
)
を
擦
(
こす
)
り
擦
(
こす
)
り
口
(
くち
)
を
入
(
い
)
れる。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ある日かれはこんなことを考えながら門をはいろうとするとそこで
代診
(
だいしん
)
森君が手塚とキャッチボールをしていた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
彼
(
かれ
)
は
起上
(
おきあが
)
つて
聲限
(
こゑかぎ
)
りに
※
(
さけ
)
び、
而
(
さう
)
して
此
(
こゝ
)
より
拔出
(
ぬけい
)
でて、ニキタを
眞先
(
まつさき
)
に、ハヾトフ、
會計
(
くわいけい
)
、
代診
(
だいしん
)
を
鏖殺
(
みなごろし
)
にして、
自分
(
じぶん
)
も
續
(
つゞ
)
いて
自殺
(
じさつ
)
して
終
(
しま
)
はうと
思
(
おも
)
ふた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
彼女
(
かのじょ
)
は、
門
(
もん
)
を
出
(
で
)
るときに、どうして、みんながあのように、
代診
(
だいしん
)
で
満足
(
まんぞく
)
しているのだろう?
院長
(
いんちょう
)
さんには、めったにみてもらえないからかしらんとさえ
思
(
おも
)
いました。
世の中のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
くぐりの戸をはいってきたのは手塚医師でなくて
代診
(
だいしん
)
の森という男である。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
彼
(
かれ
)
は
起上
(
おきあが
)
って
声限
(
こえかぎ
)
りに
呌
(
さけ
)
び、そうしてここより
抜出
(
ぬけい
)
でて、ニキタを
真先
(
まっさき
)
に、ハバトフ、
会計
(
かいけい
)
、
代診
(
だいしん
)
を
鏖殺
(
みなごろし
)
にして、
自分
(
じぶん
)
も
続
(
つづ
)
いて
自殺
(
じさつ
)
して
終
(
しま
)
おうと
思
(
おも
)
うた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
のことって、みんなこうしたものね。」と、さすがに、これをきいたとき、
婦人
(
ふじん
)
は、
歎息
(
たんそく
)
をつきました。いつか
代診
(
だいしん
)
より、
院長
(
いんちょう
)
が
偉
(
えら
)
いと
思
(
おも
)
った、
自分
(
じぶん
)
の
愚
(
おろ
)
かしさを
悟
(
さと
)
ったのでした。
世の中のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
診察
(
しんさつ
)
の
時
(
とき
)
、
患者
(
くわんじや
)
の
臆病
(
おくびやう
)
、
譯
(
わけ
)
の
解
(
わか
)
らぬこと、
代診
(
だいしん
)
の
傍
(
そば
)
にゐること、
壁
(
かべ
)
に
懸
(
かゝ
)
つてる
畫像
(
ぐわざう
)
、二十
年
(
ねん
)
以上
(
いじやう
)
も
相變
(
あひかは
)
らずに
掛
(
か
)
けてゐる
質問
(
しつもん
)
、
是等
(
これら
)
は
院長
(
ゐんちやう
)
をして
少
(
すくな
)
からず
退屈
(
たいくつ
)
せしめて
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
代診
(
だいしん
)
のセルゲイ、セルゲイチは、いつも
控所
(
ひかえじょ
)
に
院長
(
いんちょう
)
の
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るのを
待
(
ま
)
っている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
代診
(
だいしん
)
のセルゲイ、セルゲヰチは、
毎
(
いつ
)
も
控所
(
ひかへじよ
)
に
院長
(
ゐんちやう
)
の
出
(
で
)
て
來
(
く
)
るのを
待
(
ま
)
つてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“代診”の意味
《名詞》
医師に代わって診察すること。
(出典:Wiktionary)
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
診
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
“代”で始まる語句
代
代物
代々
代赭
代金
代替
代表
代赭色
代地
代掻