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隣同士
瀧を
覆すやうで
小留もなく
家に
居ながら
皆蓑笠で
凌いだ
位、
茅葺の
繕をすることは
扨置いて、
表の
戸もあけられず、
内から
内、
隣同士
そしてそのてんでんの
国にいかめしいお
城をかまえて、
少しでも
領分をひろめようというので、お
隣同士始終戦争ばかりしあっていました。
尤も
段々話合つて見ると、五六
才の
時分には
同じ
長屋の
一軒置いた
隣同士で、
何でも
一緒に遊んだ事も有つたらしいので、
那様事から
一層親密に
成つて、
帰路も同じでありましたから
連立つても帰る