“隣人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんじん66.7%
となりびと20.0%
となりのひと6.7%
りんにん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利害りがい打算ださんからへば無論むろんことたん隣人りんじん交際かうさいとか情誼じやうぎとかてんからても、夫婦ふうふはこれよりも前進ぜんしんする勇氣ゆうきたなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あゝこれらの人々皆隣人となりびとにして、ガルルッツォとトレスピアーノとに汝等の境あらんかた、かれらをれてかのアグリオンの賤男しづのを 五二—
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
また今見た姿を隣人となりのひととは思ったが寝ぼけ眼の事だから、もしや盗賊どろぼうではないかと私はすぐ寝台ねだいから飛下とびおりて行ってドアじょうしらべると、ちゃんとかかっている、窓の方や色々いろいろと人の入った形跡を見たが
闥の響 (新字新仮名) / 北村四海(著)
主人の妻が「あツ、あツ」と夜天に鳴く五位鷺ごゐさぎの様な声をして驚き倒れる機会はづみに鳥籠が顛倒ひつくりかへると、籠の中から隣人りんにんと不義をしためかけなま首があらはれて幕に成つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)