“りんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隣人76.9%
藺仁7.7%
輪陣7.7%
鄰人7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、息子むすこをなくした隣人りんじんを何と言って慰めてよいか、知らない。彼は、アダッド・ニラリ王のきさき、サンムラマットがどんな衣装いしょうを好んだかも知っている。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
すでに牢番藺仁りんじんのみちびきで、呉用、宋江、そのほかも空井戸の口をめぐり合い、中をのぞいて、その底知れぬ深さに暗澹あんたんと顔見合せているていだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここには番人どももまだ残っており、その中のひとり藺仁りんじんという老吏からはしなくこんなことが聞かれた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
サアッと敵の輪陣りんじんを左右に分けておいて、さっそくのつばくろ返し手ぢかの小松数馬の胸板を刃先にかけてはねあげたから、いたえず数馬
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
其子そのこいはく、「きづかずんばまさたうらんとす」と。その鄰人りんじんちちまたふ。くれにしてはたしておほい其財そのざいうしなふ。其家そのいへはなは(一〇一)として、鄰人りんじんちちうたがへり。