藺仁りんじん)” の例文
すでに牢番藺仁りんじんのみちびきで、呉用、宋江、そのほかも空井戸の口をめぐり合い、中をのぞいて、その底知れぬ深さに暗澹あんたんと顔見合せているていだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここには番人どももまだ残っており、その中のひとり藺仁りんじんという老吏からはしなくこんなことが聞かれた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)