“藺筵”の読み方と例文
読み方割合
いむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涼やかな藺筵いむしろが敷いてある。大名らしい客が二、三名、ほかに天海とよぶ僧、大徳寺の和尚などが座にあった。武将は各〻武装しているが、座談は至極しごく気らくらしいおもむきであった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清盛のことばに、侍が、階下の庭さきへ藺筵いむしろべかけると
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、拝殿の床に、青い藺筵いむしろを敷きのべ、牛若を坐らせた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)