“隣座敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となりざしき83.3%
となり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始めけるが又隣座敷となりざしきに是も江の島へ參詣さんけいと見えて藝妓二三人を引連ひきつれ陽氣やうきに酒をのみたるに重四郎が同道どうだうしたる者皆々心安こゝろやすていにて彼是聲など懸合ふゆゑ樣子やうす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かがみのおもてにうつしたおのが姿すがた見詰みつめたまま、松江しょうこう隣座敷となりざしきにいるはずの、女房にょうぼうんでた。が、いずこへったのやら、ぐに返事へんじかれなかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「だけど……お澄さんあともう十五分か、二十分で隣座敷となりへ行ってしまわれるんだと思うと、なさけない気がするね。」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)