“下座敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したざしき86.7%
げざしき6.7%
しもざしき6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二階の一間の欄干らんかんだけには日が当るけれど、下座敷したざしきは茶の間も共に、外から這入はいると人の顔さえちょっとは見分かぬほどの薄暗さ。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
はら目覺めざましくも又勇々敷ゆゝしくぞ見えたりけるかくて玄關に到れば取次の役人やくにん兩人下座敷げざしきまで出迎でむかへ案内して廣書院ひろしよゐんへ通せしを見るに上段にはみすおろし中には二でふだいの上ににしきしとねを敷て座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
女中は廊下の突当りから、かわやらしい杉戸の前を過ぎて、瓦塔口がとうぐちふすまをあけ、奥まった下座敷しもざしきの四畳半に案内した。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)