“瓦塔口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かとうぐち50.0%
がとうぐち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙草たばこの煙のこもり過ぎたのに心づいてわたしは手を伸ばして瓦塔口かとうぐちふすまを明けかけた時彩牋堂へてた手紙を出しに行った女中がその帰りがけ耳門くぐりの箱にはいっている郵便物を一掴ひとつかみにして持って来た。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
女中は廊下の突当りから、かわやらしい杉戸の前を過ぎて、瓦塔口がとうぐちふすまをあけ、奥まった下座敷しもざしきの四畳半に案内した。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)