“瓦斯煖炉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ガスだんろ90.0%
ガスストーブ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓦斯煖炉ガスだんろほのおも赤あかとその木の幹を照らしているらしい。きょうはお目出たいクリスマスである。「世界中のお祝するお誕生日」である。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ちょっと待ちたまえ」と云って、燐寸マッチ瓦斯煖炉ガスだんろいた。瓦斯煖炉はへやに比例したごく小さいものであった。坂井はしかる後蒲団をすすめた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ことに一間ほどへだてて、二人の横に置かれた瓦斯煖炉ガスストーブの火の色が、白いものの目立つ清楚せいそへやの空気に、恰好かっこうぬくもりを与えた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)