“ガスだんろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瓦斯煖炉90.0%
瓦斯暖炉10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
室内に取り付けた瓦斯煖炉ガスだんろの火にあたたまりながら私は落ち着いた気分になって読みさしの新聞などを見ながら女の来るのを今か今かと待ちかねていた。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「おや。さようでございましたか。っき瓦斯煖炉ガスだんろに火を附けにまいりました時は、明りはお消しになって、お床の中で煙草たばこを召し上がっていらっしゃいました。」
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
僕はそこのテエブルの上へ外套がいとうや帽子を投げ出した時、一時に今まで忘れていた疲れを感じずにはいられなかった。女中は瓦斯暖炉ガスだんろに火をともし、僕一人を部屋の中に残して行った。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)