“瓦斯灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:瓦斯燈
読み方割合
ガスとう75.0%
がすとう16.7%
オイル・ランプ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電灯や瓦斯灯ガスとうの使用も、官省、銀行、会社、工場、商店、その他の人寄せ場に限られて、一般の住宅ではまだランプをとぼしていた時代である。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その葉かげに瞬目またたきするかと見ゆる瓦斯灯がすとうの光の一つ消え、二つ消えてあさ霧絶え絶えのひまより人の顔おぼろにのぞかるる頃となれば、派出所の前にいかめしく佇立たたずめる
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
夕暮時に脚立を担いだ点灯夫が、蝙蝠のやうに駆け廻つてを入れてゆくかど々の瓦斯灯オイル・ランプがもはや細々として今にも消えかゝりさうな時刻であつた。
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)