瓦斯灯がすとう)” の例文
旧字:瓦斯燈
その葉かげに瞬目またたきするかと見ゆる瓦斯灯がすとうの光の一つ消え、二つ消えてあさ霧絶え絶えのひまより人の顔おぼろにのぞかるる頃となれば、派出所の前にいかめしく佇立たたずめる
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
往来に瓦斯灯がすとうもない、電灯もない、軒ランプなども無論なかった。随って夜の暗いことはほとんど今の人の想像の及ばない位で、湯に行くにも提灯ちょうちんを持ってゆく。寄席よせに行くにも提灯を持ってゆく。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)