“がすとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瓦斯燈82.4%
瓦斯灯11.8%
軒燈5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皚々がい/\たる雪夜せつやけいかはりはなけれど大通おほどほりは流石さすが人足ひとあしえずゆき瓦斯燈がすとうひか皎々かう/\として、はだへをさす寒氣かんきへがたければにや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
往来に瓦斯灯がすとうもない、電灯もない、軒ランプなども無論なかった。随って夜の暗いことはほとんど今の人の想像の及ばない位で、湯に行くにも提灯ちょうちんを持ってゆく。寄席よせに行くにも提灯を持ってゆく。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
怪しげな軒燈がすとうの出ている料理屋の前などを通って、それから用水の橋のたもとへといつも出る。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)