“ともしび”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トモシビ
語句割合
燈火47.1%
17.0%
17.0%
灯火12.1%
燭火1.8%
燈灯1.6%
1.4%
燈光0.7%
軒燈0.4%
灯影0.2%
灯明0.2%
点燈0.2%
燃火0.2%
燈の灯0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京伝馬琴以後落寞としてきた燈火のように明滅していた当時の小説界も龍渓鉄腸らのシロウトに新らしい油を注ぎ込まれたが
兩手を上げて後頭部をさゝへた脇の下から兩乳のふくらみが、の光を正面に受けて、柔い線をば浮立つばかり鮮かにさせて居る。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
と、部屋内のが、一時に光を失ったかのように、四辺朦朧と小暗くなり、捧げられた深紅の纐纈ばかりが虹のように燦然と輝いた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
帆村探偵の一命は、風前の灯火も同様です。殺人光線が帆村の方にむけられ、そしてボタンがおされると、もうすべておしまいです。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
李張は燭火の前に浮き出た花のような姿を見たうえに、奥ゆかしいその物ごしを見せられてますますその女がわしくなった。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
が、この出來事眠氣瞬間ましてしまつた。見透すと、人家燈灯はもうえなくなつてゐた。F夢中ぎてしまつたのだつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
に稽古の窓にれば、垣をめて靡く霧は不斷の烟、鑽仰づれば、壁を漏れて照る月は常住、晝は御室太秦、梅津の邊を巡錫して、夜に入れば
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
不幸にして想像らなければこそ大變本船とかの奇怪なるとのだ一海里以上つてるが、あの燈光のだん/\と明亮くなる工合ても
左に曲ると兩側の軒燈明るい眞砂町の通衢、二町許りで、トある角に立つた新築の旅館の前まで來ると、渠は遽かに足を緩めて、十五六間が程を二三度行きつ戻りつして居たが
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ただ、内へ帰るのを待兼ねて、大通りの露店の灯影に、歩行きながら、ちらちらと見た、絵と、かながきの処は、——ここで小母さんの話した、——後のでない、前の巳巳巳の話であった。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と是から盥へ水を汲んで持って来てくれましたから足を洗って奥へ通りまして、重助は仏壇へ灯明けて線香を立て
燃えさしの燐寸をト棄てようとして水にすと、ちらちらと流れる水面の、点燈に色を分けて、松明のごとく、軸白く桃色に、輝いた時、彼はそこに、姉を思った。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
燃火のごとき』(つまり教会のごときだ)大いなる星が『水の源泉に落ちて水は苦くなりぬ』
あたかも人魂が迷うようにその青色の燈の灯は、右に左に静かに動くとまた闇の中へ消えて行った。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)