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『悪僧』
ふりがな文庫
『
悪僧
(
あくそう
)
』
何時の比のことであったか朝鮮の王城から南に当る村に鄭と云う老宰相が住んでいた。その宰相の家には宣揚と云う独り児の秀才があったが、それが十八歳になると父の宰相は、同族の両班の家から一人の女を見つけて来てそれを我が児の嫁にした。 宣揚の夫人とな …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
被
(
ひ
)
厳
(
いかつ
)
尖
(
とがり
)
麗
(
うららか
)
燭
(
ともしび
)
薄
(
うっ
)
省
(
せい
)
衣
(
きもの
)
疲労
(
くたび
)
何方
(
どなた
)
窟
(
あな
)
耻
(
はず
)
艶
(
なまめ
)
拝
(
おじぎ
)
己
(
じぶん
)
黄昏
(
ゆうぐれ
)
乃公
(
わし
)
飜
(
ひるが
)
背丈
(
せた
)
陽
(
よう
)
陰
(
いん
)
更
(
あらた
)
前
(
ぜん
)
手巾
(
はんけち
)
扉
(
と
)
喫
(
く
)
衝立
(
つった
)
従来
(
いままで
)
後
(
うしろ
)
巌窟
(
いわあな
)
誦
(
しょう
)
巌
(
いわ
)
王城
(
おうじょう
)
洞房
(
どうぼう
)
洗
(
あろ
)
比
(
ころ
)
染
(
し
)
朱
(
あか
)
旋風
(
つむじかぜ
)
拭
(
ぬぐ
)
房
(
へや
)
葬
(
ほうむ
)
情
(
じょう
)
蒼白
(
そうはく
)
怖
(
こわ
)
山路
(
やまじ
)
寡婦
(
かふ
)
容貌
(
きりょう
)
何人
(
だれ
)
使
(
つかい
)
垂
(
たれ
)
児
(
ご
)
前額
(
ぜんがく
)
黄金
(
こがね
)
識
(
し
)
生生
(
なまなま
)
町
(
まち
)
麓
(
ふもと
)
鵲
(
かささぎ
)
痩
(
や
)
盃
(
さかずき
)
髯
(
ひげ
)
睜
(
みは
)
矢壺
(
やつぼ
)
顫
(
ふる
)
頬
(
ほお
)
神人
(
しんじん
)
科挙
(
かきょ
)
鞠問
(
きくもん
)
竹叢
(
たけむら
)
簾
(
すだれ
)
紅
(
あか
)
縋
(
すが
)
面前
(
めんぜん
)
聳
(
そび
)
胆力
(
たんりょく
)
雨気
(
あまけ
)
陽
(
ひ
)
背後
(
うしろ
)
脚下
(
あしもと
)
陥窪
(
おちくぼ
)
舅
(
しゅうと
)
良人
(
おっと
)
除
(
の
)
艶麗
(
えんれい
)
許
(
もと
)
西房
(
せいぼう
)
覗
(
のぞ
)
跟
(
つ
)
起
(
た
)
角
(
かく
)
染
(
そ
)
賜題
(
しだい
)
解
(
と
)
貫
(
つらぬ
)
謁聖
(
えっせい
)
請
(
こ
)
讐
(
かたき
)
誑
(
たぶら
)
貴方
(
あなた
)