“科挙”のいろいろな読み方と例文
旧字:科擧
読み方割合
かきょ66.7%
くわきよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
科挙かきょに応ずることのできるように学問文章をおさめることになっているので、宣揚もしかたなく夫人を家に残して山寺へ往った。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
旅費に窮している世高は、そこで世話になって科挙かきょに応ずることになり、読書に心をひそめていたが、やがてその日がきたので、試験に応じてみると及第して高科にぬきんでられた。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
望児山とも望小山とも云ひ、昔科挙くわきよ(官吏登庸試験)に応じて都へ行つた子の帰るのを、其母が此山に登つて日日待ちこがれながら終に悶死もんししたと云ふ伝説を以て有名な山である。良人の歌に