“科人”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とがにん97.2%
トガニン2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お菊はその夜主人又四郎の寝間へ忍び込んで、剃刀で彼が咽喉のどを少しばかり傷つけたと云うのでしゅ殺しの科人とがにんとして厳重の吟味を受けた。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しきりに猛火もえきたり、すでに籠屋に近付しかば、帯刀すなはち科人とがにんどもに申さるるは、なんぢら今はやき殺されん事うたがひなし。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
平人にても科人とがにんにても、悪者わるもの一人差止め、岡引と名付け、手引致させ、其者の罪を免じ、ほか科人とがにんを召捕候。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
「ああ、知ってるよ。長崎のお奉行ぶぎょうから預かり中の科人とがにんだとかいってたっけが、そいつがくたばってでもしまったのかい」
——途は一つ! 只一つ! 事を荒立てないで、怪我人も出さず、科人とがにんも作らず、未然にすべてを防ぐ手段てだてを講ずる以外には何ものもないのです。
科人トガニン、毎日五十人、三十人ヅツアリ、打首ニナルモアリ、血マブレナル首ヲ俵ヘ入レ、三十荷モ持チ出シテ、大坑オホアナヘ打捨テタリトモ聞エタリ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)