“悶死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんし83.3%
もがきじに8.3%
もだえじに8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで彼等は拷問せられて、廃太子道祖王、黄文王は杖に打たれて悶死もんしをとげ、古麿と東人も拷問ごうもんに死んだ。生き残った人々は流刑に処された。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
さま/″\の手械足枷てかせあしかせで、人を責めようとする窮屈な世の中、くもの巣にかゝつた蝶々蜻蛉もおなじことで、命とたのむ花の露も吸はれず、羽翅はがひをしばられて悶死もがきじに
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
成程外には俺を張出さうとする力もあるのよ。だがうちから押出さうとする力も強い、これじや耐らん、惱亂なうらんする。無理に耐へたら遂に悶死もだえじにだ!………でなけア發狂はつきやうだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)