“もがきじに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悶掻死33.3%
悶死33.3%
踠死33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲府も御城内の御金蔵ごきんぞうへ参ればうなるほどお金もございましょうけれど、そりゃあるだけのことで、よし御金蔵で金が唸って悶掻死もがきじにをしていようとも、手を出すわけにはいきませんからな
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さま/″\の手械足枷てかせあしかせで、人を責めようとする窮屈な世の中、くもの巣にかゝつた蝶々蜻蛉もおなじことで、命とたのむ花の露も吸はれず、羽翅はがひをしばられて悶死もがきじに
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
だが、母もマリヤもおれがこう踠死もがきじにに死ぬことを風の便たよりにも知ろうようがない。ああ、母上にもう逢えぬ、いいなずけのマリヤにもう逢えぬ。おれの恋ももう是限これぎりか。