“是限”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これぎり42.9%
これぎ28.6%
これかぎ14.3%
これかぎり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御生憎様、もう是限これぎりなの。到来物とうらいものよ」と云つて梅子は椽側へて、ひざうへちたウエーフアーのはたいた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『では、君、斯う言つたら——これはまあ是限これぎりの御話なんですがね、必定きつと瀬川君は斯の学校を取らうといふ野心があるに相違ちがひないんです。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
父上、願ふは此世の縁を是限これかぎりに、時頼が身は二十三年の秋を一期に病の爲にあへなくなりしとも御諦おんあきらめ下されかし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
なし是限これかぎりにせんと兩人申合せて又々惡心あくしんおこしけること是非なけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)