“御諦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあき20.0%
おあきら20.0%
おあきらめ20.0%
おんあきら20.0%
おんあきらめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうしても回復の見込はないものと御諦おあきらめなさらなければいけませんと注意を与えたそうである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何しろ今度の御病気は、あの時分にもうきざしていたんですから、やっぱりまあ旦那様始め、御諦おあきらめになるほかはありますまい。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御叔母おばさん、飛んだ事になって、御気の毒だが、仕方がない。御諦おあきらめなさい」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
父上、願ふは此世の縁を是限これかぎりに、時頼が身は二十三年の秋を一期に病の爲にあへなくなりしとも御諦おんあきらめ下されかし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
二十餘年の御恩の程は申すもおろかなれども、何れのがれ得ぬ因果の道と御諦おんあきらめありて、なが御暇おんいとまを給はらんこと、時頼が今生こんじやうの願に候
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)