“御暇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいとま81.3%
おんいとま9.4%
おひま6.3%
オンイトマ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では、僕はこれで御暇おいとましますが、今日までに調べましたことを二三御報告して置きましょう」明智は少し考えてから続けた。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
二十餘年の御恩の程は申すもおろかなれども、何れのがれ得ぬ因果の道と御諦おんあきらめありて、なが御暇おんいとまを給はらんこと、時頼が今生こんじやうの願に候
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ところが、彼は三日の夕方突然御主人に御暇おひまを願って、その晩の汽車で彼の郷里の大阪へ立っています。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
正行マサツラ正時マサトキ和田新発智ワダシンパチドウ新兵衛シンベエ以下兵百四十三名、前皇ゼンコウ御廟ゴビョウニ参ッテ、コノタビノイクサニハ左右ソウナク討死ウチジニ申スベキノ由、御暇オンイトマモウシアゲタテマツリ、如意輪堂ニョイリンドウノ板壁ニ、コレ今生コンジョウノ名残リゾト、各〻
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)