科挙かきょ)” の例文
旧字:科擧
科挙かきょに応ずることのできるように学問文章をおさめることになっているので、宣揚もしかたなく夫人を家に残して山寺へ往った。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
旅費に窮している世高は、そこで世話になって科挙かきょに応ずることになり、読書に心をひそめていたが、やがてその日がきたので、試験に応じてみると及第して高科にぬきんでられた。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)