“王城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わうじやう60.0%
おうじょう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかき日のやむごとなさは王城わうじやうのごとしと知りぬ流離りうりの国に
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
單身ひとりして王城わうじやういたらしめ、桃太郎もゝたらう
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何時いつころのことであったか朝鮮の王城おうじょうから南に当る村にていと云う老宰相が住んでいた。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
十五六世紀の西洋の甲冑かっちゅうけた士卒が出て、鎌倉武士かまくらぶしせりふを使う。亡霊ぼうれいの出になる。やがて丁抹でんまるく王城おうじょうの場になる。道具立どうぐだてさびしいが、国王は眼がぎろりとして、如何にも悪党あくとうらしい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)