“王羲之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうぎし81.8%
わうぎし18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、それそれ、もう一つ仙台家に——特に天下に全くかけ替えのない王羲之おうぎしがあるそうですが、御存じですか、王羲之の孝経——」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
蘭亭修禊の宴はしん王羲之おうぎしが永和九年癸丑の暮春に行ったので、嘉永六年はあたかも千五百一年目に当るのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
むかし王羲之わうぎし蕺山しふざんといふところに住んでゐた頃、近所に団扇売うちはうりばあさんがゐた。六角の団扇で一寸洒落た恰好をしてゐた。
その不折がやかましく言ひ立てる王羲之わうぎしは、大層鵞鳥が好きだつた。その頃近所にばあさんが居て、鵞鳥を一羽飼つてゐた。