“王女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうじょ30.0%
わうぢよ20.0%
プランセス10.0%
おおきみ10.0%
ひめみこ10.0%
みこ10.0%
クイン10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、長い廊下ろうかのいちばんおくのへやだけは見せてやってはくれるな。あのなかには、きんのお城の王女おうじょの絵がしまってあるのだ。
はやも王女わうぢよらすべきとこそなりぬ。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あの小さな娘と、いまリストリア王国の女王の位にのぼろうとしている王女プランセスとが同じ女性だと信じまいとする。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
中臣の妻になるまでは、夫人は鏡ノ王女おおきみと呼ばれてゐた。父の王は、なんでも近江の鏡ノ山にゆかりの深い血すぢださうである。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
そして自分は、母の帝が板蓋宮炎上のあとで、暫く仮宮に使つてをられた川原の古宮に黙々として起居しながら、妃の莵野うめ王女ひめみこの眼をぬすんでは通つてくるのだつた。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
姉の腹には山辺ノ王女みこが生まれ、妹は穂積ノきみを生んで、それぞれことし五つと三つになる。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
いつかそれを王女クイン髷に変えた。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)