“わうぎし”の漢字の書き方と例文
語句割合
王羲之100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし王羲之わうぎし蕺山しふざんといふところに住んでゐた頃、近所に団扇売うちはうりばあさんがゐた。六角の団扇で一寸洒落た恰好をしてゐた。
その不折がやかましく言ひ立てる王羲之わうぎしは、大層鵞鳥が好きだつた。その頃近所にばあさんが居て、鵞鳥を一羽飼つてゐた。
むかし唐の太宗皇帝は王羲之わうぎしの書を三千六百余りも持合せてゐた。何でも一まきの長さを一丈二尺で一軸としたもので、なかで蘭亭の叙が一番名高かつたといふ事だ。