トップ
>
燈光
>
ともしび
ふりがな文庫
“
燈光
(
ともしび
)” の例文
新字:
灯光
星明りに
薄
(
うつす
)
りと浮んだ
阿寒山
(
あかんざん
)
の雪が、塵も動かぬ冬の夜の空を北に限つて、
川向
(
かはむかひ
)
の
一区域
(
ひとしきり
)
に
燈光
(
ともしび
)
を群がらせた停車場から、鋭い汽笛が反響も返さず暗を
劈
(
つんざ
)
いた。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
不幸
(
ふこう
)
にして
私
(
わたくし
)
の
想像
(
さうざう
)
が
誤
(
あやま
)
らなければ
夫
(
それ
)
こそ
大變
(
たいへん
)
、
今
(
いま
)
本船
(
ほんせん
)
とかの
奇怪
(
きくわい
)
なる
船
(
ふね
)
との
間
(
あひだ
)
は
未
(
ま
)
だ一
海里
(
かいり
)
以上
(
いじやう
)
は
確
(
たしか
)
に
距
(
へだゝ
)
つて
居
(
を
)
るが、あの
燈光
(
ともしび
)
のだん/\と
明亮
(
あかる
)
くなる
工合
(
ぐあひ
)
で
見
(
み
)
ても
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
段〻と左へ
燈光
(
ともしび
)
を移すと、大中小それぞれの民家があり、
老人
(
としより
)
や若いものや、
蔬菜
(
そさい
)
を
荷
(
にな
)
っているものもあれば、
蓋
(
かさ
)
を張らせて
威張
(
いば
)
って馬に
騎
(
の
)
っている
官人
(
かんじん
)
のようなものもあり
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
段〻と左へ
燈光
(
ともしび
)
を移すと、大中小それ/″\の民家があり、
老人
(
としより
)
や若いものや、蔬菜を荷つてゐるものもあれば、
蓋
(
かさ
)
を張らせて威張つて馬に
騎
(
の
)
つてゐる官人のやうなものもあり
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
灣口
(
わんこう
)
を
出
(
い
)
づるまで、
私
(
わたくし
)
は
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
とを
相手
(
あひて
)
に
甲板上
(
かんぱんじやう
)
に
佇
(
たゞず
)
んで、
四方
(
よも
)
の
景色
(
けしき
)
を
眺
(
なが
)
めて
居
(
を
)
つたが、
其内
(
そのうち
)
にネープルス
港
(
かう
)
の
燈光
(
ともしび
)
も
微
(
かす
)
かになり、
夜寒
(
よざむ
)
の
風
(
かぜ
)
の
身
(
み
)
に
染
(
し
)
むやうに
覺
(
おぼ
)
えたので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
例
(
れい
)
のビール
樽
(
だる
)
船長
(
せんちやう
)
は
此時
(
このとき
)
私
(
わたくし
)
の
頭上
(
づじやう
)
に
當
(
あた
)
る
船橋
(
せんけう
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
つて、
頻
(
しき
)
りに
怪
(
あやし
)
の
船
(
ふね
)
の
方向
(
ほうかう
)
を
見詰
(
みつ
)
めて
居
(
を
)
つたが、
先刻
(
せんこく
)
遙
(
はる
)
か/\の
海上
(
かいじやう
)
に
朦乎
(
ぼんやり
)
と
三個
(
さんこ
)
の
燈光
(
ともしび
)
を
認
(
みと
)
めた
間
(
あひだ
)
こそ、
途方
(
とほう
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
つて
居
(
を
)
つたものゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
燈
部首:⽕
16画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“燈”で始まる語句
燈火
燈
燈籠
燈明
燈影
燈心
燈台
燈芯
燈灯
燈下