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燼
ふりがな文庫
“燼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
もえさし
30.8%
おき
15.4%
じん
15.4%
き
7.7%
つ
7.7%
つく
7.7%
もえ
7.7%
もえがら
7.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もえさし
(逆引き)
少年は土方の夜業をして捨てて行った
燼
(
もえさし
)
にあたるために隧道の上の
菰掛
(
こもが
)
けの仮小屋に来ていたのを私はたびたび見たことがあったからである。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
燼(もえさし)の例文をもっと
(4作品)
見る
おき
(逆引き)
とうとう仕舞いに、おさんどんが上ってきて、ドアをとんとん叩いて、『サモヴァルが、林檎の木のしたで、そろそろ
燼
(
おき
)
になりますですよ』
ムツェンスク郡のマクベス夫人
(新字新仮名)
/
ニコライ・セミョーノヴィチ・レスコーフ
(著)
燼(おき)の例文をもっと
(2作品)
見る
じん
(逆引き)
既
(
すで
)
に一
燼
(
じん
)
の薪となるべきを、幸に
字
(
じ
)
を
識
(
しる
)
者に
遇
(
あひ
)
ひて
死灰
(
しくわい
)
をのがれ、
韻客
(
ゐんかく
)
の
為
(
ため
)
に
題詠
(
だいえい
)
の
美言
(
びげん
)
をうけたるのみならず、
竟
(
つひ
)
には
椎谷侯
(
しひやこう
)
の
愛
(
あい
)
を
奉
(
ほう
)
じて身を
宝庫
(
ほうこ
)
に安んじ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
燼(じん)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
き
(逆引き)
濶達豪放の女丈夫! 渠は垂死の
病蓐
(
びょうじょく
)
に横たわらんとも、けっしてかくのごとき衰容をなさざるべきなり。烈々たる渠が心中の活火はすでに
燼
(
き
)
えたるか。なんぞ渠のはなはだしく冷灰に似たるや。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
燼(き)の例文をもっと
(1作品)
見る
つ
(逆引き)
京伝馬琴以後落寞として
膏
(
あぶら
)
の
燼
(
つ
)
きた
燈火
(
ともしび
)
のように明滅していた当時の小説界も龍渓鉄腸らのシロウトに新らしい油を注ぎ込まれたが
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
燼(つ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つく
(逆引き)
その後で余党を
燼
(
つく
)
してみせる! ……俺ばかりではない、敵は多いぞ! 北条のご前に用心しろ! 岡っ引の松吉に用心しろ! 貴様にとってはみんな敵だ! が
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
燼(つく)の例文をもっと
(1作品)
見る
もえ
(逆引き)
野営でもしたものか、秩父側に寄った木の繁みの下に、
燼
(
もえ
)
さしの木が散らばっている。見る通りの岩山なので、植木屋が真柏を採りによく登るということを後に聞いた。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
燼(もえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
もえがら
(逆引き)
燻臭
(
いぶりくさ
)
き悪気は
四辺
(
あたり
)
に
充満
(
みちみ
)
ちて、踏荒されし道は水に
漐
(
しと
)
り、
燼
(
もえがら
)
に
埋
(
うづも
)
れ、
焼杭
(
やけくひ
)
焼瓦
(
やけがはら
)
など所狭く積重ねたる
空地
(
くうち
)
を、火元とて
板囲
(
いたがこひ
)
も
得為
(
えせ
)
ず、それとも分かぬ焼原の
狼藉
(
ろうぜき
)
として
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
燼(もえがら)の例文をもっと
(1作品)
見る
燼
漢検1級
部首:⽕
18画
“燼”を含む語句
灰燼
余燼
餘燼
焼燼
余燼濛々
平安燼滅
昨夢一燼灰
消燼
煨燼
煨燼中
燼余
燼木杭
燼末
燼餘
白燼化
自燼
“燼”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
ニコライ・セミョーノヴィチ・レスコーフ
尾崎紅葉
内田魯庵
木暮理太郎
中里介山
国枝史郎
泉鏡花
宮本百合子