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燼
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もえさし
ふりがな文庫
“
燼
(
もえさし
)” の例文
少年は土方の夜業をして捨てて行った
燼
(
もえさし
)
にあたるために隧道の上の
菰掛
(
こもが
)
けの仮小屋に来ていたのを私はたびたび見たことがあったからである。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
と、眼の力が人間以上になったように灰の中にあるどんな小さい
燼
(
もえさし
)
の破片でも見付け出した。
牡丹
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
長次郎は下を廻って雪渓を
搦
(
から
)
んで来たと話したが、見た所では私達には真似られそうにもない。此峰の北側は
些
(
わずか
)
の平で二坪程の池がある。野営でもしたものか
燼
(
もえさし
)
の木が散らばっている。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
その時に、以前の雲衲の一人は、長い火箸で
燼
(
もえさし
)
の火をあやしながら
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
雲衲
(
うんのう
)
は伏目になって、
燼
(
もえさし
)
の火を見ながら語りつづける。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
燼
漢検1級
部首:⽕
18画
“燼”を含む語句
灰燼
余燼
餘燼
焼燼
余燼濛々
平安燼滅
昨夢一燼灰
消燼
煨燼
煨燼中
燼余
燼木杭
燼末
燼餘
白燼化
自燼