“焼瓦”の読み方と例文
読み方割合
やけがはら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼瓦やけがはら踏破ふみしだかるる音におもてもたげたる貫一は、くだんの人影の近く進来すすみくるをば、誰ならんと認むるひまも無く
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
燻臭いぶりくさき悪気は四辺あたり充満みちみちて、踏荒されし道は水にしとり、もえがらうづもれ、焼杭やけくひ焼瓦やけがはらなど所狭く積重ねたる空地くうちを、火元とて板囲いたがこひ得為えせず、それとも分かぬ焼原の狼藉ろうぜきとして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)