“燭火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ともしび62.5%
しょくか18.8%
あかり12.5%
あかし6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よる燭火ともしびきて、うれしげなあしためが霧立きりたやまいたゞきにもうあし爪立つまだてゝゐる。はやぬればいのちたすかり、とゞまればなねばならぬ。
それがびっこをひくので手にさげた燭火しょくかのスポットライトが壁面に高く低く踊りながら進行してそれがなんとなく一種の鬼気を添えるのだが、この芝居では
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
沈んではいるがしゃんと張切った心持ちになって、クララは部屋の隅の聖像の前にひざまずいて燭火あかりを捧げた。そして静かに身のかたを返り見た。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
わし居間ゐま燭火あかして! はれやれ、おそうなったわい、こりゃやがておはやうとはねばなるまい。……さゝ、おやすみなされ。