“燭燈”の読み方と例文
新字:燭灯
読み方割合
ともし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さい遺書のつもりで、こんなきたない子供もいましたという幼年及び少年時代の私の告白を、書き綴ったのであるが、その遺書が、逆に猛烈に気がかりになって、私の虚無にかすかな燭燈ともしがともった。
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
小さい遺書のつもりで、こんな穢い子供もいましたという幼年及び少年時代の私の告白を、書き綴ったのであるが、その遺書が、逆に猛烈に気がかりになって、私の虚無に幽かな燭燈ともしがともった。