“燭燈(ともし)” の例文
新字:燭灯
小さい遺書のつもりで、こんな穢(きたな)い子供もいましたという幼年及び少年時代の私の告白を、書き綴ったのであるが、その遺書が、逆に猛烈に気がかりになって、私の虚無に幽(かす)かな燭燈(ともし)がともった。
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
小さい遺書のつもりで、こんな穢い子供もいましたという幼年及び少年時代の私の告白を、書き綴ったのであるが、その遺書が、逆に猛烈に気がかりになって、私の虚無に幽かな燭燈(ともし)がともった。