“しょくか”の漢字の書き方と例文
語句割合
燭火100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがびっこをひくので手にさげた燭火しょくかのスポットライトが壁面に高く低く踊りながら進行してそれがなんとなく一種の鬼気を添えるのだが、この芝居では
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかし、法水のことばを、神意審問会の異変と対照してみると、あるいは、死体蝋燭ろうそく燭火しょくかをうけた乾板が、ダンネベルグ夫人に算哲の幻像を見せて、意識を奪ったのではないか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それでもう一ぺん同じように警報を発しておいて、すきを見て燭火しょくかを引っくりかえして火事を起こしたはいいが自分がそのために焼死しそうになるといったような場面もある。
映画雑感(Ⅳ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)