“皚々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいがい77.8%
がい/\16.7%
がいが5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枯木が密集した森林のあるところ、一望皚々がいがいの急勾配のところ、山と山との繋がりで馬のくらのようになったところ——を通りました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
利根源泉の上部にいたりては白雲皚々がい/\たり、之れ地勢上及気象上のしからしむる所なりと雖ども、利根の深奥しんおくなる亦おもひ見るべし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
荘厳なる華厳の滝万仞の絶壁に立つ時、堂々たる大蓮華が空を突いて聳だつ絶頂に白雲の皚々がいがたるを望む時、吾人の胸はただ大なる手に圧せらるるを覚ゆ。
霊的本能主義 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)