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『霊的本能主義』
ふりがな文庫
『
霊的本能主義
(
れいてきほんのうしゅぎ
)
』
荒漠たる秋の野に立つ。星は月の御座を囲み月は清らかに地の花を輝らす。花は紅と咲き黄と匂い紫と輝いて秋の野を飾る。花の上月の下、潺湲の流れに和して秋の楽匠が技を尽くし巧みを極めたる神秘の声はひびく。遊子茫然としてこの境にたたずむ時胸には無量の …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「交友会雑誌」1907(明治40)年11、12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
績
(
いさお
)
現
(
うつ
)
岫
(
みね
)
永
(
とこ
)
輝
(
て
)
象
(
かた
)
皚々
(
がいが
)
駛
(
は
)
鏽
(
さび
)
豕
(
ぶた
)
睨
(
ね
)
栄
(
はえ
)
灑
(
そそ
)
潺湲
(
せんかん
)
磅礴
(
ほうはく
)
歴山
(
アレキサンドル
)
衒
(
てら
)
此宵
(
こよい
)
奈翁
(
ナポレオン
)
咫尺
(
しせき
)
乃至
(
ないし
)