“がい/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
皚々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利根源泉の上部にいたりては白雲皚々がい/\たり、之れ地勢上及気象上のしからしむる所なりと雖ども、利根の深奥しんおくなる亦おもひ見るべし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
皚々がい/\たる雪夜せつやけいかはりはなけれど大通おほどほりは流石さすが人足ひとあしえずゆき瓦斯燈がすとうひか皎々かう/\として、はだへをさす寒氣かんきへがたければにや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あの千古人跡の到らないところ、もし夕雲のへだてさへ無くば、定めし最早もう皚々がい/\とした白雪が夕日を帯びて、天地の壮観は心を驚かすばかりであらうと想像せられる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)