“瓦版”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわらばん73.7%
かはらばん26.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
果して、その翌日、枇杷島橋びわじまばしを渡って西の方へ向いて、何か瓦版かわらばんようの紙をひろげて、見入りながら歩いて行くがんりきの百蔵を見る。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さあっ、大変じゃっ、見たか、聞いたか、たった今出た瓦版かわらばんじゃ、瓦版じゃ。大和五条の天誅組てんちゅうぐみが、下火したびと見えたら又しても乱が興った。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
怨靈に殺されたなどといふ噂が立つたら、その日のうちに瓦版かはらばんが飛んで、來月は怪談芝居の筋書になるでせう。
番頭や親類が集まつて、——こんな噂がパツと立つて、萬一呼賣の瓦版かはらばんにでもられたら、伊丹屋の暖簾のれんきずが付く、それよりは金で濟むことなら、十三屋へ金を